きらきら


手を伸ばせば簡単に届くのに、
声を出せばすぐに呼び止められるのに、
どうして勇気が出ないんだろう。
声を掛けられるだけで、
ほんの少しのお喋りだけで、
どうしてこんなに嬉しくなるんだろう。
この想いひとつで、
どうしてこんなにも輝くんだろう。
ひとつの想いの中に、
どうしていろんな感情が混じり合ってるんだろう。
もどかしくて、恥ずかしくて、
苦しくて、悲しくて、嬉しくて、可笑しい。
こんな気持ちはきっと初めて。
すべてが、きらきら輝いて見える。